当院について

病院紹介

当院は、2003年9月に長期の人工呼吸管理とそれに伴う全身管理の医療に特化した「慢性期人工呼吸―Post‐ICU長期人工呼吸センター」を開設しました。

当院の紹介元医療機関の約50%が3次救急病院であり、超急性期医療から慢性期医療体制への橋渡しを担っています。
入院時の主病名では、低酸素脳症が全体の約30%を占めていますが、人工呼吸器を装着した患者の維持治療だけではなく、人工呼吸器からの離脱を目標とした診療のもとで様々な職種が患者・家族を支えながらチーム医療を実践しています。さらに、他の医療機関と協力しながら地域医療を支える病院としての役割も担っています。

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理念と基本方針

理念 安心して診療を受けられる病院 インフォームドコンセントを大切にする病院 他の医療機関と共に、地域医療を支える病院 人に優しい医療環境を備えた病院 職員一人一人が幸せでやりがいのある病院

基本方針

  • 理念に基づいて地域社会における病院の使命を実践するうえで 私どもは、患者満足度を第一に考えています。
  • 患者さんには最新の専門医療を提供し、安心して療養に専念できる 環境を整備します。
  • 患者満足度が職員の「やりがい」となり、 職員満足度が病院のサービスを向上させます。
  • 職員は、技術を研鑽し仕事に誇りと責任を持ち、 日々創意工夫を重ね、専門職としての使命を果たします。
  • 他の医療機関と協力しながら健康増進に寄与し、 地域社会の幸福と発展に貢献したいと考えます。
  • 私どもの診療活動が世界の文化交流のささやかな一助となり、 ひいては世界平和に貢献できるよう願います。

当院の特徴

長期の人工呼吸管理・全身管理に特化した医療

低い人工呼吸器関連肺炎(VAP)発生率

CASS(声門下分泌持続吸引)によるVAP予防

VAP予防には声門下分泌物持続吸引(CASS)

人工呼吸器離脱成功率30%

 

患者の状態に応じた呼吸リハビリテーション

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在宅復帰支援(2018年度:6名 ※人工呼吸器装着患者も含む)

施設設備

安全で安心できる設備体制

 

①人工呼吸器の統一(SERVO‐S)

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②全96チャンネルの生体モニターの設置

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③人工呼吸器・生体モニター・ナースコールがPHSに連動

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④4種の電源対策

4重の電源対策

 

⑤人工空気設備

人工空気設備

 

⑥褥瘡予防のため自動体位変換機能付の高機能エアマット(オスカー)を完備

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⑦栄養管理のための基礎代謝測定器(Metalyzer)の導入

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⑧ミストシャワー浴槽の設置

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病院概要

【病院概要】

名称 特定医療法人平成会 平成会病院
所在地 〒060-0001 札幌市中央区北1条西18丁目1番1
電話番号 TEL(011)631-0333 FAX(011)621-8888
理事長 橋本 聡一
開設日 (開設)平成11年1月 (特定医療法人認可)平成21年12月
診療科目 呼吸器内科・循環器内科・外科・リハビリテーション科・
放射線科・麻酔科
病床数 一般(障がい者)10:1看護  82床
主な施設基準 障害者施設等入院基本料10:1/夜間看護体制加算・看護補助加算
療養環境加算/特殊疾患入院施設管理加算/診療録管理体制加算1/データ提出加算2・4
認知症ケア加算3/医療安全対策加算2/感染防止対策加算3

【沿革】

昭和30年(1955) 井上病院開業
平成11年(1999) 医療法人井上病院として認可
平成15年(2003) 理事長 山村剛康
呼吸器科・人工呼吸センター新設
平成16年(2004) 人工空気装置設置
一部常時自家発電設置
平成21年(2009) 特定医療法人として認可
平成23年(2011) 呼吸療法専門医研修施設として認定
平成24年(2012) 中央区北1条西18丁目に移転
平成会病院に改称
平成27年(2015) 理事長 橋本聡一

個人情報保護方針  特定医療法人平成会 平成会病院

当院は、当院が保有している当院の患者・その他関係者の個人情報について、個人情報保護に関する法令及びその他の規範を遵守し、かつ国際的な動向にも配慮して自主的なルール及び体制を確立し、以下の通り個人情報保護方針を定め、これを実行し維持することを宣言致します。

  1. 当院は、この宣言を一般に公表するとともに、当院の従業者(役員、医師・看護師・療法士等の医療従事者、事務職員、その他職員、実習生、委託契約に基づき当院施設内で当院の業務を行う者をいう)、その他関係者に周知徹底させて実行し、改善・維持してまいります。
  2. 当院は、個人情報の紛失、破壊、改ざん及び漏えいなどを防止するため、情報セキュリティ対策を講じます。
  3. 当院は、個人情報の入手にあたり、適法かつ公正な手段によって行い、不正な方法により入手しないことはもちろん、個人情報の主体である本人に対して利用目的等を個々に通知もしくは同意をとるか、院内への掲示、当院インターネットホームページに必要事項を告知するなど必要な措置を講じます。
  4. 当院は、情報主体(個人情報の本人様)が自己の個人情報について、診療録等(カルテ)を含む個人情報の開示、訂正、利用停止等の権利を有していることを確認し、情報主体からのこれらの要求に対して異議なく応じます。このための受け付け窓口を設置して公表します。
  5. 当院は、個人情報を第三者との間で共同利用したり、業務を委託するために個人情報を第三者に預託する場合、当該第三者について調査し必要な契約を締結し(契約の履行確認を含みます)、その他法令上必要な措置を講じます。
  6. 個人情報の利用は、収集目的の範囲内で、具体的な業務に応じ権限を与えられた者のみが、業務の遂行上必要な限りにおいて行うものとします。
  7. 当院は、原則として個人情報の第三者への提供をいたしません。
    診療、医療費請求、行政機関等からの要請、医学研究等公共的要請により個人情報を第三者に提供するときは、法令上必要な措置を講じます。
  8. 当院は、保有する個人情報の最新性・正確性を維持するように努めます。
  9. 当院は、以下に示す内容を含む個人情報の収集、利用又は提供を行いません。
    (1)思想、信条及び宗教に関する事項
    (2)人種、民族、門地、犯罪歴、その他社会的差別の原因となる事項
    (3)勤労者の団結権、団体交渉及びその他団体行動の行為に関する事項
    (4)集団示威行為への参加、請願権の行使及びその他の政治的権利の行使に関する事項

令和4年10月1日

臨床研究/サーベイランス(感染症調査監視)について

同意には文書による同意、口頭による同意があり、さらにこれらの同意とは異なりますが、承諾する旨の患者さんの意思表示を認識するための、適切な同意という方法があります。

臨床研究のうち観察研究においては、たとえば患者さんへの侵襲や介入がなく、人体から取得された試料を用いず、診療情報などの情報のみを用いて行う研究については、国が定めた倫理指針に基づき必ずしも対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得るとは限りません。しかし、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を通知または公開し、さらに可能な限り拒否の機会を保障することが必要とされています。このような手法を「オプトアウト」といいます。

現在、当院が実施している臨床研究/サーベイランス(感染症調査監視)で、オプトアウトは下記の通りです。

研究のために自分のデータが使用されることを望まれない方は、各研究の担当者までお知らせください。
■臨床研究
■サーベイランス
 1. VAP(人工呼吸器関連肺炎)サーベイランス
 2. CAUTI(尿道留置カテーテル関連感染症)サーベイランス